真珠の種類
アコヤ真珠
ご存じ、アコヤ貝から取れる真珠です。実際に海から採れたばかりの珠は、ひとつとして同じ色がないほど千差万別で、大きく分けて「ピンク系」「シルバー系」「クリーム系」「ゴールド系」「グリーン系」「ブルー系」「ブラック系」の7つに区分しています。
南洋真珠
シロチョウ貝という貝から採れる真珠で、おもにオーストラリアや東南アジアで採れます。アコヤ貝に比べて大玉で、貝の種類により「ゴールド」「シルバー」の二種類があります。ゴールドは真珠層が厚く品質が劣化しにくい為、夏の焼けた肌にぴったりです。
黒蝶真珠
インド洋と太平洋の赤道付近に多く分布する、クロチョウ貝から採れる真珠で、アコヤ貝のブラック系とは違い、本当のブラック「黒真珠」です。1978年、ニューヨークのオークションで、1本のネックレスに1億円という途方もない値段がつき、その存在が世界的に有名になりました。 シロチョウ貝という貝から採れる真珠で、おもにオーストラリアや東南アジアで採れます。アコヤ貝に比べて大玉で、貝の種類により「ゴールド」「シルバー」の二種類があります。ゴールドは真珠層が厚く品質が劣化しにくい為、夏の焼けた肌にぴったりです。
淡水真珠
その名の通り、湖や沼などの淡水で作られた真珠です。核を挿入しない「無核真珠」が多く、それらは素晴らしい色沢で、ペルシャ湾の天然真珠に色・型ともによく似ています。最近では、宝石店のウィンドウでよく見かけるようになりました。
真珠の選び方
無傷であることに越したことはありませんが、小さなエクボのような凹(くぼみ)や一点キズは、ほとんど問題ないでしょう。
指輪の場合、表面の肌がきめ細かで、良い光沢を持ち、上から眺めるとほんのりと輪のような光芒を画いているものがいい真珠で、中がすけて見えるような薄っぺらい真珠は避けましょう。
見た感じが重々しいものが、真珠層の巻きが厚く、何年たっても品質が変わらないものなので、このような真珠を選びましょう。
ブルー系の真珠は、有機性の色素で出来ているため、加工するときに孔をあけると、長年のうちに自然に漂白されて、色が薄くなったり、妙な色合いに変化してしまうので、慎重に選んでください。
真珠の取扱い方
乾燥しすぎることを嫌いますから、折にふれご使用下さい。ただし、つけたままお風呂に入ったり、台所仕事や洗濯をすると、漂白剤の影響で白っぽく変色しますから、注意してください。また、ネックレスの糸は、出来れば5年に1度お取り替え下さい。
汗、化粧品、汚れ、ほこりなどは柔らかい布でそっと拭いて、 硬いものにあたることのない様おしまい下さい。なお、おしまいいただく際には、ナフタリンは入れないでください。スプレーなども直接かからないようにご注意下さい。
真珠は、コンクリートの床に落とした程度では、割れたりキズが付くことはあまりありませんが、もし小さなすりキズがついてしまったら、オリーブオイルを付けた布で磨いてみてください。それでもダメなら、専門店で相談しましょう。
薬としての真珠
実は、真珠は古くから世界中で薬としても用いられてきました。 例えば中国では、中毒の予防や耳・目の薬として、ペルシャ湾地方では、消化不良や血止め・マラリアの薬として、インドでは、解熱・肺病・眼病・頭痛・中風・天然痘・ライ病などに効くとして、盛んに用いられてきました。ドイツでは、なんと強壮剤として使われているそうです。
日本でも数百年前から、高貴薬として御典医などが、眼病・熱病・不眠症・婦人病・赤痢・百日ぜき・はしか・遺尿症などの治療に用いてきました。
その正体は、真珠の主成分である炭酸カルシウムだと思われます。炭酸カルシウムは、体内の血液を酸性からアルカリ性に変える性質があるため、健康回復に効果があるようです。ただ、元気がないからと言って指輪の真珠を粉々にするのは、もったいないのでやめましょう(笑)
株式会社 世古真珠
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